画像出典:アホウドリ(wikipediaより)
可愛らしいスタイル、そしてなんだか憎めない、あの茶目っ気たっぷりの面がまえ。アホウドリはどうして「アホ」なんぞという不名誉なネーミングを組み込まれてしまったのでしょうか。
アホウドリの名前の由来
減少したアホウドリ
今はむかし、江戸のご時世、ある猟師たちの乗っていた船が壊れてしまい、孤島に辿り着つきました。彼らは生き延びるために、島に生息していたアホウドリを捕まえて食料に。アホウドリのおかげで、猟師たちは生き延びることができたのです。
しかし明治時代以降、アホウドリの羽毛を目当てにした乱獲が始まり、このことによってアホウドリは減少してしまいます。
警戒心の少ないアホウドリ
アホウドリは人が近寄ってきても逃げ出さないので、もの凄く楽に捕まえることが可能なのです。たとえ自分の仲間が目の前で捕獲されているのを見たとしても、逃げようともしません。孤島で繁殖しますから、疑り深さがめちゃくちゃ少ないのでしょう。
ビックリするぐらい簡単に捕獲することができるなアホな鳥というわけで、『アホウドリ』と名付けられたのです。漢字で書き表しますと「阿呆鳥」……なんということでしょう(笑)別の種類の鳥たちは、私たち人との距離が相当あったとしても逃げちゃうのですが。
可愛いアホウドリ
警戒心がなく、簡単に人に捕まえられてしまうことから付けられた名前ですが、とても純真な鳥なのですね。人に乱獲されて減ったうえに、変な名前を付けられても相変わらず警戒心がないアホウドリ、なんだか好きになってきました。