おせち料理で人気のメニューといえば、栗きんとんではないでしょうか。優しい甘さと美しい色合いは、子どもたちも大好きなお正月料理です。
栗きんとんは作り方が面倒なイメージがあるかもしれませんが、意外と簡単に作れる方法があります。
市販のおせちを購入するご家庭でも、栗きんとんだけは手作りにして元旦の食卓に出されてはいかがでしょうか。
栗きんとんのレシピ
ビン詰めの栗を使えば簡単に作れます。
材料は
- さつまいも(2~3本)
- ビン詰の栗の甘露煮(12個くらい)
を用意してください。
栗きんとんを作る工程
- さつまいもの皮をむいて3センチくらいの厚さに切る
- 栗の半分程度を大き目のみじん切りにする
- たっぷりのお湯でさつまいもが柔らかくなるまで煮る
- 煮えたら残り半分の栗を入れる
- まだ熱いうちにマッシャーやフォークでつぶす
- 甘露煮のシロップを少し加える
- 仕上げにみじん切りにした栗をやさしく混ぜて完成
美味しく仕上げるコツ
平たいお皿に広げてうちわであおぎ、手早く冷ますと艶が出て美しく仕上がります。
最近のさつまいもは甘いものが多いので、甘露煮のシロップの量は味をみながら加減してください。
色鮮やかな黄色に仕上げるためには、さつまいもを煮るときにくちなしの実を入れます。
年末はスーパーでもくちなしの実が販売されますし、インターネットでも購入できます。
しかし、くちなしの実を手に入れるのが難しいなら、なくても美味しく作れますので問題はないですよ。
まとめ
黄金色に輝く栗きんとんは、財宝にたとえられます。
「この一年が豊かで実りのある年でありますように」との祈りを込めて、おせち料理として供されます。とても縁起の良い由来があるのですね。
栗は代表的な山の幸であり、干した栗を臼(うす)で搗(つ)いた搗ち栗(かちぐり)が「勝ち」に通じるとして縁起を担いでいます。
昔から武士の出陣式や戦勝のお祝い、お正月のおせち料理などで食べられてきました。
ぜひ、次のお正月は縁起の良い栗きんとんを手作りしてみてください。