食後の体は食べ物を消化するために血液の循環を行います。
しかし食べた直後に入浴してしまうと急激な変化が起こり、悪影響を与えることに繋がる可能性があります。
食べたあとお風呂に入る習慣があるのなら、生活スタイルを見直す必要があると言えるでしょう。
食後の入浴がダメな理由
食べ物を消化するためには、血液を胃腸に送り込む必要があります。
食後の入浴によって胃腸に集中するべき血液が体中に巡ってしまうと、胃液が止まったり胃腸の動きが鈍くなるという弊害が起こります。
血液が胃や腸に集中できなくなると消化がスムーズに行われません。いわゆる消化不良を引き起こすのです。
食後の入浴を続けていると消化不良だけではなく、他の病気の要因になる可能性も高くなります。
消化するために胃腸に送った血液が、温められたことで体中に巡ってしまうと、血液を循環させている心臓に大きな負担が掛かります。
食後の入浴を続けることで心臓へのダメージが蓄積されてしまうこともあるでしょう。
消化が出来ない食べ物は戻ってきてしまうこともあります。
逆流しやすい体質なら、お風呂の水圧も負担になる可能性もあるので注意してください。
入浴のタイミング
お風呂に入ることは血行促進に効果的で、健康上はとても良いことです。
しかしタイミングが悪ければ、体に負担を掛ける結果となります。
食後、最低でも30分、できれば1時間程度はゆっくりしてから入ってください。
ご飯を食べた後の入浴はタイミングを見極める必要があるのです。
お風呂から出た直後は体全体に血が巡っています。
ですので入浴後すぐの食事も控えたほうがいいでしょう。湯船から上がって30分ぐらいはゆっくりしてください。
もちろん飲んだあとの入浴も危険を伴います。
旅行に行った際に、お酒を飲んですぐ温泉に入ろうとする方がいますが、あれはよくありません。
温かいお湯に浸かることで血行が良くなり、同時にアルコールが全身に回るのです。
そのため、ますます酔った状態になってしまい、とても危ない状態だと言えるでしょう。
まとめ
食後すぐの入浴で気分が悪くなったり、胸の辺りが苦しくなったりといった経験のある方は多いのではないでしょうか。
それは体が負担を感じている証拠です。
逆に何も感じていない方もいると思います。
しかしたとえ今は何も感じなくても、食後の入浴を続けることでダメージは蓄積されていきますので、できるだけ食べた直後はゆっくりしてからお風呂に入ってくださいね。