コーヒーって美味しいですよね。でも、好きだからといってつい飲み過ぎてしまうと、気分が悪くなってしまうことはないでしょうか。
その不調の原因は、コーヒーのカフェインにある可能性が高いと言えます。
ではコーヒーを飲み過ぎることによって、一体どんな症状が出てくるのでしょう。
コーヒーを飲み過ぎたときの症状とは?
一日に何杯もコーヒーを飲むと、胃が痛くなったり腹痛になったりしたことって、誰にでもあると思います。
具体的には、めまいや下痢、吐き気や不眠、寒くないのに体が震えたり心臓がドキドキ(動悸)したりといった症状が出ます。
これはコーヒーの成分であるカフェインによって引き起こされているのです。
カフェインは胃粘膜を刺激しますので、空腹時だと分泌された胃酸が胃を傷付けます。
朝起きてすぐコーヒーを飲まれる方がいますが、控えたほうがいいかもしれません。
どうしても飲みたい場合は、ノンカフェインのものに変えるといいでしょう。胃に対する刺激はかなり和らぐはずです。
カフェインの作用とは?
そもそもカフェインとは覚醒効果がある成分で、主にコーヒー豆や果実に含まれています。
カフェインを摂取すると交感神経を刺激し、集中力を高めたり興奮を促す作用があることは、多くの人が知っているのではないでしょうか。
仕事の最中や、試験前で眠気を覚ましたいときなどによく飲まれていますよね。
気持ちを切り替えたいときなどに重宝するのでしょう。
カフェインを摂取し過ぎると?
覚醒効果があるカフェインを摂取し過ぎると、不眠症や依存性といった症状を引き起こす可能性があります。
一日の摂取量は明確には定められていませんが、健康的な成人で一日400mg程度が適量で、だいたいカップ3杯程度です。
何杯も飲んでいる人は、これから飲む量を考える必要がありますね。
このような理由から、小さなお子さんや妊婦さんはカフェインを控えた方が望ましいでしょう。
今はカフェインレス、いわゆるノンカフェインの飲み物がたくさんあります。体調によってはコーヒーをカフェイン抜きのものに変えてみましょう。
コーヒーを飲むと落ち着くのはなぜ?
コーヒーを飲むと気持ちが落ち着くと感じる方はきっと多いと思います。しかし、興奮作用のあるカフェインを飲んでなぜ落ち着くのでしょう。
それはコーヒーの成分によってリラックスしているのではなく、独特の香りによって引き起こされる脳の作用です。
実際にリラックスしていることを示す「α波が脳波に現れた」という実験結果もあります。
コーヒーは苦くて飲めないという方も、あの香りには癒されるという意見をよく聞くのは根拠があったのですね。
まとめ
カフェインが含まれているのはコーヒーだけではありません。チョコレートやココア、お菓子やお茶などにも含まれています。
そのため、特に妊婦さんやお子さんにノンカフェインが注目されています。
コーヒーは、過剰な摂取を控えて適度な量を取る必要があります。
寝る前にはノンカフェイン、仕事中などはカフェインといった感じで、飲み分けをしてみるのもいいですね。